ジャンプ３１表紙について

あまりに評判の悪い表紙。（ラビファンにだけは受けがいいですか、そうですか…）

ちょっと私なりに考えてみました。
（Ｄグレ８０の感想は後ほど）

あまりにも評判の悪い神田…

…いったい誰？のアレン

ホント、どうしたの星野先生……

アニメ化とか、長期休暇とか色々あったせいなのかな。絵がホント定まってないし、そういう時って大概回りから色々言われてるからなんだよね。
ここのところ暗い展開が続いていたから、きっと編集やファンから明るくコミカルにしろとか言われているのは明白で、それが絵にも出てきちゃったんじゃないかな。
でも何かあまりにも変だよ。キャラじゃないし。
もっと違うところのはずだよ。
内容も無理矢理コミカルにしてるから、先週のラビや今回のアレンが妙に直情型になっちゃってる。
再開して嬉しいのはあるけど、あまりにいろんな所で軋みが出てるような気がしてならないよ。

これが昨夜、ちょこっとアップしていた最初の感想。

でもよくよく考えてみると、この絵は何かを連想させる。
昨年一周年記念で人気投票結果を発表した時のイラストです。
キャラ位置も同じ、王冠をかぶったアレン。
このイラストはもしかして、その時の候補の一枚だったイラスト（早く言えば没原稿）ではないかと思えるんです。
そう思うと、ニカっと笑っているアレンが、いかにも一位を取ったよ、という顔に見えてくるし、不敵な笑いの神田も「二位で当然だね」な表情に見えてくるから不思議。
んで三位のラビがいて。

長い休載の後に、ジャンプ表紙とトビラカラーと小説と８巻の表紙、中イラストと立て続けだったから、表紙に没原稿を復活させるというのは多いにあり得る事だと思う。
　Ｄグレ本編が暗い展開でこのトビラだととっても違和感があっただろうけど、ジャンプの表紙としてはかなりイイ（明るいジャンプのセールスポスターって事で）んじゃないかと採用されたような気がしてくる。

　しかし、その頃描いたにしては、色の塗り方がずい分違うので、下絵だけあって、色は最近塗ったと思える。（アレンの鼻を赤く塗らないでーーーー（；；））

　小畑健大先生が「彩」か何かで書いていたが、ジャンプの表紙というのは殆ど編集からのアタリや要望（どんな絵で、という）があるとの事。
「ヒカルの碁」のアニメ化の時のジャンプ表紙は、TVにかじりついているヒカルだったが、ちゃんと編集のヒカルとTVのアタリがあったそうだ。
　そんな事を思うと、もしも今回の表紙が人気投票の時の没原じゃなかったとしても、編集者のアタリ（明るくニカっと笑った顔を描かれた）
指定でこうなったと思っても、あながち間違いではないと思う。

　まだ新人扱いだろう星野御大が、長期休載ですっかり編集部の言いなりになって、明るくはっちゃけた絵や漫画に軌道修正を余儀なくされるというのも、仕方のない事なのかも知れない。（発言権がすっかり弱くなっているだろう事は、想像できる）

まあ、明るい方が私もいいんですけど…。

などと、ぐだぐだ書いて、無理矢理今回の表紙を自分に納得させる訳だ。