日本沈没

　←絵と文は関係ありません（笑）一日一コマ

絵茶は都合により、延期です。

今頃見ました。草薙氏のＤＶＤ「日本沈没」
一応感想　↓

映像的インパクトはありましたね。

日本沈没と言うと、昔、村野たけのり氏が主演でやったと思ったけど。うつろに覚えてる。
あの映画は、ホントに沈没して終わりだったと思った。
熱血系主人公で、人間は逞しく生きていくっていう感じ。

この映画は、大体、主人公が脱力系なんだよね。
どっちかと言うと、及川氏の方が昔の主人公っぽい。
草薙氏の特性なのか、こんな役多い気がする。
基本的に逃げなんだけど、最後に止むに止まれなくなって、危険な仕事を請け負う。
私的にはあまり好みじゃない。
だからラブシーンも今一つ女々しく感じて、あまりロマンティックじゃない。

それよりかは、この作品は
科学者と政治家のカップルが、どう見ても「インデペンデンスデイ」で、あの作りを真似て作ってる感があって、そちらの方がキャラが立っている気がする。
あと、人間のできている首相の石坂氏や、その後を継ぐ非情な代理（かもかのおっちゃんだったのは、ちょっとびっくりですよ）
インパクトあり過ぎて、ちょっと衝撃。
でも事実、そうなるんだろうなあ、という究極の意識ってのは納得してしまう。

しかし、日本だけに天変地異が起こるっていうのは今一つ納得できないんだよね。
これって、昔小松氏の作品が流行ったときはそう感じなかったんだけど、今世界中で世界の崩壊の映画を作っているから、そう思えるのかな。
プレートってのは、世界で繋がっているので、日本に異変が起これば、その反対側でも何かあるべきなんだよね。
地震だって起これば、津波は世界で起こる。

そんな納得できない設定の中に、阪神大震災のことなんかをちょこっと織り交ぜているので、妙にシンクロして印象に残ってしまうのね。
主人公が今一つだけど、大作ではあるなと思う。
（ちょっと、食いしん坊村野氏が出ないかな、と期待してしまった所もあるけれど、それはなかったよ）