実写「NANA２」

灰感想を書いてる途中ですが、行ってきました。（灰の方はまた後ほど）
いつもは最初のレディスデーで行くのですが、今回は用事があって行けないので、平日早朝割引で。（早朝でも十時）
そんなシステムがあって良かった。

行って驚きました。封切り三日目の人気映画なのに、千人クラスの会場に客は２０人位しかいない！
席指定だけど、うるさい女学生の集団や鼻息の荒いおにーさんが後ろにいても大丈夫、どこでも座り放題（笑）
今度から平日早割りにします。
平日午前しか時間が取れない人間には、最高ッス！

ま、あまりの人気のなさにちょこっとこの映画の先行きが不安にはなりますが…。

そんなこんなで、やっと感想↓　ネタバレは…あるかも。

今回の見所は何と言っても、シンちゃんの奏多くん！
ごめんよ、ＮＡＮＡファンだけど、奏多くん大好きなんだよ～。嬉しいよ、シンちゃんが奏多くんになって。

クレジットは、ノブ役の成宮くんより上。
成宮くんより格上なんだ…。
ま、そうだよね。もう主役は二本もあるし。
そのお陰か、出番が結構多かった。キャラも立ってたし、多分シンとしても違和感なかったみたいだし。
ゴメン、この辺は奏多くんファンなのでメガネ曇ってるんだよ。でも前作のシン役の松山氏（デスノのＬね）が出てきた時の会場の幻滅系の笑いに比べたら、素直に皆が見ていたよ。

パンクスと言えば細い、という固定観念にピッタシの細さ、少年らしさが、何か、大人の男性陣に混じって危ういと言うか。
もう、皆に犯されまくっていても不思議じゃないって感じで、見ていて萌えでしたよ。ああ、そんな映画じゃなかったけど。
でも原作のシンは、やる事色々やっている不良少年なので、妄想のし放題よ。（笑）

やはり「僕はハチの味方だよ」と言うセリフは十代の少年が言わなくちゃね。ホント、松山氏じゃなくて良かったよ。

シンと同じく俳優が代わったレン。（名前の字が出なかったよ）
何故か存在感薄いのよね。
前作の松田氏は、あまりイメージじゃなかったんだけど、存在感はあった。
今回のキョウ氏は、レン役としてもあまりキャラが立ってないし、いいシーンもあるんだけど、ナナを連れ去るシーンとか意味不明だし…
やはりこの人は「兄者！」って言ってないと（クワガライジャ、笑）
てか、ハンサムすぎて、私的には、レンよりタクミなんだよね。

もう一人の二代目、ハチ役の市川氏。
うーん、やはりハチはあおいちゃんの方が可愛かったなあ。
愛嬌はややあるんだけど、嫌味もあまりないんだけど…。
やはりあおいちゃんが上手かったのかなあ？　大体、主役の一人が交代ってアリ？って思うんだけど。
まあ、朝の連ドラやっちゃったあおいちゃんが、今回汚れ役なハチをやるかって言うとやらなさそうだけど…。でもやって欲しかった。

今回のハチは、でも、あまりいい役じゃなかった。
タクミとノブの間での感情の揺れ（原作の）があまり入ってなくて、まるでホントに自分の都合だけで浮気して、ノブをぽい捨てしたみたいに見えちゃうんだよね。
タクミとすぐに仲良くなっちゃうし。

気になる前作の回想シーンは、一箇所だけちゃんと撮り直ししてた。
後は、セリフのみで。

作品的には、ライヴやＰＶの豪華さに比べ、他の演技のシーンが安いというか…まるで曲がメインで作ったＰＶのようだったよ。
ホント、新宿のライヴや外国のＰＶは圧巻でした。
これは映画ではなく、アーティストのプロモか？と思うくらい。
まあ、ここがこの映画のクライマックスなのはわかるのですが、すごすぎるのよ。前作が当たったので、予算が余っているの？　変にＣＧとか入らないし。
普通のアーティストのプロモとしても、すごく金のかかった上出来なプロもを見てるようで。
その為、他の演技の部分がそんなに悪い出来じゃないのに、差を感じちゃうのよね。

ノブは前作同様、まるでノブ！でお日様系だったし、ヤスは今回ナナの慰め役としてすごくキャラが立っていた。
うーん、結局、ナナがレンとヤスとどっちにするの？ってのは、あやふやなままだったな（映画では）

タクミの玉山氏はハンサムなんですが…ぼさぼさのロンゲは許せないよ（笑）
ロッカーのロンゲはもっとサラサラであって欲しいんだよ。
大体、ＮＡＮＡ２をやる事はずっと前にわかってたって言っているのなら、それに向けて髪を伸ばして欲しい（笑）坊主頭にカツラかぶるなよ。
タクミも、今一つあやふやなままだったかな。
原作だと割と愛にズッポリなんだけど、映画だと今一つ浮気症みたいになっていたし。

ストーリィー的には、ブラストの新宿ライブで始まり、過去に戻って七夕とか、タクミとの付き合い別れ、ノブとの付き合い、ってあって、９巻辺りの三角関係が劇としてのメインで、それを経てナナとハチの別れがあって、ライブで盛り返して…と、大体１１巻くらいまでの内容。
美里や百合なんかのキャラは全然出てこないし、淳子でさえ出番は１シーンだった。（もしかしてライブのシーンには出てたかも）
シンちゃんとレイラの恋愛なんてのは全く描かれてなかった。

ラストはオリジナルだと聞いていたので、多分ナナとハチの結婚のシーンでも出てくるのかと思ったら…
結局この作品のテーマはナナとハチの女の友情なんだとゆう強い絆な終わり方で…
でも二人でウェディングドレスを着ている想像をしていた私としては、画面的に地味に終わったなという感じ。

うーん、これでラストと言ってるけど、続きもありな終わり方だよね。

ああ、でも奏多くんが萌えだった…てな、そんな感想の終わり方でいいのか（笑）