どろろ

封切の時から見たい見たいと思っていたのですが、やっとＤＶＤで見ました。
一緒に「マリーアントワネット」も借りたけど、そちらの感想は後日。

どろろ　感想　↓

見たいと思っていたのは、予告で映像と曲がカッコよかったから。

どろろは、昔TVアニメでやっていて根強いファンがいるらしいのだけど、その世代よりは下なので、上の人たちから話を聞くまでは知らなかった。それも昔の話ですが。

映画が見たかったから、原作も読んだ。
やはり内容が内容なので、打ち切りのような形で終わっているのね。
アニメも、結局問題があって打ち切りで再放送なしのような状態らしいのね。

だからこの映像化ってのは、ちょっとした驚きではあったのですよ。

原作を読んで、期待している映画ほど、がっかりする率が高いのだけど…（笑）
このどろろは、面白かった。

妖怪はちょっとチャチに見えるし、ワイヤーアクションも今となってはどん臭く感じる。
でも面白かったと思えるのは、やはり主演の二人がいいのと、原作を掘り下げた人間ドラマにあると思うのね。

姿だけでなく、無表情で人形のようだった百鬼丸が段々と人間らしさを取戻してくるとか
実は女の子なんだけど、最後までヤンチャな小僧だったどろろとか
見ていて最後にはホロリと来てしまいましたよ。

しかも原作では語られなかった、どろろ　の意味も、二人を表しているのだと知ってホロリ。

原作ではこの二人は最後に別れてしまうのだけど、映画では旅の途中という感じで
何となくすっきりしました。
これなら続編もできるかも。

澄ました妻夫木くんもなかなか美青年で、お勧めです。