おくりびと

映画「おくりびと」観てきました。

ホントは、２０世紀少年の予定だったんだけど、時間に間に合わなくて（笑）

前から見たかったのですが、多分本木氏が主演じゃなかったら見なかったかも。
とてもいい映画なのですが、全部が普通に起こる出来事で、特に突飛なイベントはないのですね。その分引っ掛かりがない。
見たら面白いけど、これ！っていう印象に残る出来事はあまりなくて。

ボロボロ泣いて、笑ってと結構感動もしたのですが
突き抜けたものがないというか
お話の作りはすごく上手かったんですけど

自分でも、大絶賛するべきか、なんで引っ掛かりがないのかと酷評するべきか、今一つつかみ切れない。
もっともっと時間が経ってから、気持ちに残ってからじゃないとハッキリとは言えないかな。

私は、本木氏はもっとエキセントリックな役とか見ていて好きで
今日この映画を見ていて、今読んでいる栗本氏の本「嘘は罪」のナチス風ヤクザって本木氏がするとピッタシだなとか思っていた（笑）
実際はお茶ＣＭのキャラそのままなんですが。
大人しい、押しの弱そうな、でも頑固な感じの青年。
ちょっと物足りない。

奥さん役の広末氏は可愛い奥さんでした。
どうしてこの人は映画になると輝くのだろう。

他に出てくる俳優さんたちも、役者揃いでイイ味出してました。
演技も上手かったし、ジンときた。
社長の山崎氏は、マルサの社長を彷彿とする怪演であの雰囲気もすごく良かった。
（ちょっと感想じゃないですが、最近無くなったある俳優さんが死体役で出てきたのにはビックリしました）

笑いは、昔「お葬式」なる映画がありましたが、あれに近いものがあった。

ハズレはないとお勧めはしますが、
マニアックに萌える映画とは言い辛い（笑）